アイサーチ・ジャパンが発行するフリーペーパー
「FLIPPER」

2008年春号ではザトウクジラが帰ってくる島、座間味島のおはなし。

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             All As One 〜Life with Dolphins & Whales〜

              携帯電話のメールがつなぐ「クジラの時間」

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お正月が終わって、冬の寒さに震える頃になると、友人が沖縄県・座間味島にある座間味村ホエールウォッチング協会で働き始めます。アイサーチの企画などで毎年のように座間味島を訪れており、私にとって大好きな島のひとつです。

先日、いつものように朝の混雑した通勤電車に乗っていると、携帯電話のメールが届きました。メールの内容は私が送ったメールへの返信で、事務的なことだったのですが、その時、なぜか私の頭の中には座間味島の港を歩く友人の姿や、沖合いでジャンプするザトウクジラの姿、山にある展望台から見える大きくて真っ青な空と海が一気に広がりました。
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私がギューギューの通勤電車の中で不快感をやり過ごしている時間に、座間味島にいる友人はザトウクジラのそばで時間を過ごしているんだな・・・と思うと共に、その感覚は「クジラの時間」と同じ話であることにはたと気づきました。

「クジラの時間」はアイサーチの中でよく語られるお話です。

私たちが都会で仕事をしたり、テレビ見たりしているたった今も、クジラはどこかの海で悠々と泳いだり、力強いジャンプをして海面を揺らしているでしょう。遠く離れていても同じ地球、同じ時間に生きているということに思いをめぐらしてみると、なんだか心がゆったりとするような気がしませんか?
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ほとんどの時間、携帯電話を携帯しながら過ごしている私たち。だから、相手の状況がどうであれ、メールは受信されます。便利だけれど、時として時間に囚われているような気分になることもあります。

でも、そんな携帯電話のメールだからこそ、地球のどこかにいる「友人の時間」も、地球のどこかで今も泳いでいる「クジラの時間」も、「私の時間」と同じ時間なのだと気づかせてくれたのですね。文明と自然。とても対照的なだけに不思議な気持ちがしました。

もしも、クジラたちと携帯メールでコンタクトができたら…「もうすぐ座間味島に着くよ!」とか「昨日、子どもが生まれた!メスだったよ!ほっとしたよぉ(~o~)」とか。そんなメールが届いたりするのかもしれません。

アイサーチ・ジャパン事務局長 山口ひろみ
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