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突然ですが、みなさん「お塩」って、どうやって作られているかご存知ですか?
海水から作られることは知っていたけど…釜で煮立てて水分を蒸発する方法や、ドラマでやっているような塩田をご存知の方も多いかと思います。
ここ黒潮町では、「天日塩」と言って、その名の通り、太陽の下で干して塩を採っています。
高速を下りて、入野の浜へ向かう途中、海際にビニールハウスを見かけました。
作物を育てている感じでもないし、てっきり干物かと思っていたのですが、そこで干されていたのは、なんと海水だったのです!
黒潮取材記塩 (1)

お話しだけでもお聞きしたいと思い、有限会社 ソルティーブさんを尋ねました。
海を目の前にビニールハウスが立ち並び、そのすぐそばにある小さなコテージでは、出来上がった塩を一つ一つ手作業で袋詰めする作業が行われていました。
黒潮取材記塩 (2)
先代の奥さまから、「塩、味見してみる?」といただいた塩を舐めてみました。
…ほどよい塩辛さの中にも甘みにも似たうま味が口の中に広がります。
一粒一粒大きさの違う塩のザラザラした触感がさらにうまさを引き立ててくれるようです。
お塩だけでもこんなに美味しいんだ!と正直驚きました。
そして、塩は料理に使うだけでなく、いろいろな使い道があることも教えていただきました。

さらに、「これから塩の世話に行くから一緒についておいで」とのうれしいお言葉!
同席していた女性のお客さんとご一緒させていただきました。
向かった先は、佐賀地区の市街地を抜けて少し入野方面へ進んだところにあるビニールハウス。先ほど目にした場所です。
ここでは塩づくりの体験も行なっているそうです。
中を案内してもらいながら、塩づくりについてのプチ講座をしていただきました。

黒潮取材記塩 (3)
塩の素は・・・・ズバリ、海水!!
消防用の大きなホースで、海水を汲むのは、晴れの日が続いた大潮の満潮のときだけ。
「ほら、すぐそこに小さな川があるでしょ?
雨が降ると山の土砂やら川に流れているゴミなんかも海に出てきちゃうの。
塩を作る海水はキレイでなくっちゃできないからね。」
黒潮取材記塩 (4)

そして、汲んだ海水は貯水槽、ろ過機を何度も通って、少しずつ塩分濃度の濃い水“鹹水(かんすい)”になります。
水が滴り落ち、流れていく光景と音がなんとも心地がよくて、しばらくの間ぼーっと見入ってしまいました。
黒潮取材記塩 (5)

さて、この3つの瓶には、“海水・鹹水(かんすい)・にがり”と書いてあります。
黒潮取材記塩 (6) 黒潮取材記塩 (7) 黒潮取材記塩 (8)
それぞれ舐めてみました。
“海水”は…しょっぱいかな?少し甘みにも似たおいしさもあるような気もします。舐めただけでは辛いことはない。
“鹹水(かんすい)”は…うーん、しょっぱい!!喉にくる塩っ辛さがあります。これが潮の素か~。
“にがり”は…うわっ!苦っっ!!!でもこれが、お豆腐を作るときに使う“にがり”なんですって。
どうやってあんな美味しくなるんでしょう。すごいわ~。

さてさて、次は、“鹹水(かんすい)”から塩にする工程。
ここでビニールハウスの中へ!
並んだ木枠の中には、ろ過してできた鹹水が入れられており、日ごとに徐々に水分が蒸発し、塩の結晶が浮かび上がってきます。
箱の中の結晶の大きさを一定の大きさにするために、撹拌する作業を毎日行います。
黒潮取材記塩 (9)
この日は雨だったので、ハウス内は暑くありませんが、真夏の天気の良い日は、なんと60℃まで上がるそうです!
箱ひとつひとつは、置き場所、海水の質など、それぞれ条件が違うため、たくさんある箱の中の塩は同じものが一つとしてありません。
それを見極めつつ、毎日、丁寧に撹拌するため、指先の指紋が削れ、ツルツルになることもあるそうです。
塩ができるまでにかかる日数は、夏場で1カ月!冬場では2~3か月もかかるとか!!
こうしてじっくり時間をかけてできたお塩には、火を入れるお塩よりも、たくさんのさまざまなミネラルが含まれているそうです。

最後に時間と愛情をこめて作られた塩を見せていただきました。
黒潮取材記塩 (10) 黒潮取材記塩 (11) 黒潮取材記塩 (12)
四角い結晶、荒い粒、サラサラとした細かい粒。
どれも少しずつ、味が異なります。
この塩の個性を気に入って、お客さんの中には、できた時期や塩の形状などを指定される方もいるとのこと。
塩って奥が深いんですね。

木箱の中を撫でるようにかきまぜる姿や、塩の結晶を眺め「すっごくきれいでしょ」と笑う姿からも拓丸さん。
この仕事を誇りにし、塩に愛と情熱を注ぎこまれていることが伺えます。
塩はまさに自然の恵み。
ソルティーブさんの塩の話からも、私たちアイサーチが伝えたいことと共通する思いを垣間見た気がします。
いつもとはまた違った角度から海を見つめることで、あらためて自然の素晴らしさと大切さを学ぶことができました。
この美味しいお塩がこの先もずっと食べられるように
私たちにできることはなんだろうと考えていきたいですね。

拓丸さん、ソルティーブのみなさん、取材に協力していただき、
本当にありがとうございました!


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有限会社 ソルティーブ
〒789-1905
高知県幡多郡黒潮町灘333
TEL/FAX 0880-55-3226
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